
- 洗顔の温度の適温って何度?
- 38度以上で洗っても大丈夫?
- ぬるま湯ってどうやって判断したらいいの?
まず結論からいいますと、洗顔では「32~34度のぬるま湯」が適温となっています。
もし、洗顔の温度を間違えてしまうと、
- 毛穴づまりで「黒ずみ・ニキビ」の原因になる
- 余分な皮脂が流れて肌が乾燥する
- 肌の乾燥によって「しわ・くすみ」の原因になる
といった、肌トラブルになってしまうことも…。

150種類以上の洗顔料を使ってきた洗顔エキスパートの私が、洗顔で意識したいお湯の温度をお伝えします。
そこでこの記事では、洗顔をするときに意識したい、
- 洗顔時の温度の適温
- ぬるま湯の目安
さらには、冷水や熱いお湯だとダメな理由も解説します。
肌診断
あなたの肌タイプをチェック!
洗顔の温度は「32~34度」が適温

洗顔の温度の適温は「32~34度」です。
この理由ですが、皮脂が溶け始める温度が32度以上となっているためです。
皮脂(ひし)とは、毛穴から分泌されている油上の物質のことです。
皮脂は放置すると酸化してしまい、黒ずみになったりニキビの原因なるのです。
つまり、皮脂をしっかりと取り除き肌トラブルを防ぐためにも、32~34度のぬるま湯で洗顔をするということです。
黒ずみやニキビを予防するためにも、「32~34度」のぬるま湯で洗顔をしましょう。

洗顔の適温は「32~34度」のぬるま湯。
適温の目安は「熱くなく冷たくない」温度


32~34度が適温といわれても温度計がないとわからないよ…。
ぬるま湯(32~34度)の目安は、手で触れても熱くなく冷たくない温度です。
- 手で触れても熱くなく冷たくない温度
- 顔につけたらひんやりと少しする温度
もし、手で触れて「温かい」とか「冷たい」と感じる場合は温度調整をしてください。
温度が冷たすぎたり、熱すぎると肌トラブルの原因になるため注意が必要です。

手で触れても、熱くなく冷たくない温度が適温だよ。
冷たいと「黒ずみ・ニキビ・しわ・くすみ」の原因になる

洗顔で冷たすぎる水がダメな理由は、「黒ずみ・ニキビ・しわ・くすみ」の原因になるためです。
- 毛穴汚れが残るため酸化して「黒ずみ・ニキビ」の原因になる
- メイクや洗顔料が落ちきれなくて「しわ・くすみ」の原因になる
つまり、温度が低すぎると汚れが落とせないため、毛穴詰まりなどの肌トラブルの原因になるのです。
「黒ずみ・ニキビ・しわ・くすみ」を予防するためにも、ぬるま湯(32~34度)での洗顔を意識してください。

温度が冷たすぎると「黒ずみ・ニキビ・しわ・くすみ」の原因なる。
熱すぎると「乾燥肌・しわ・くすみ」の原因になる

洗顔で温度が熱すぎるとダメな理由は、「乾燥肌・しわ・くすみ」の原因になるためです。
- 余分な皮脂まで流れて肌が乾燥する
- 肌が乾燥することで「しわ・くすみ」の原因になる
つまり、温度が熱すぎると余分な皮脂まで洗い流されてしまうため、乾燥などの肌トラブルの原因になります。
「乾燥肌・しわ・くすみ」を防ぐためにも、熱すぎる温度での洗顔はしないようにしましょう。

温度が熱すぎると「乾燥肌・しわ・くすみ」の原因になる。
基本的に、シャワーで洗顔をすると温度が熱すぎる可能性があります。
シャワーの最適温度は、38度~42度といわれています。
つまり、洗顔で使用するには熱すぎるのです。
熱すぎると余分な皮脂が流れてしまい、「乾燥肌・しわ・くすみ」の原因になるため注意しましょう。
シャワーで洗顔をするのがダメな理由については、下記の記事を参考にしてください。
»シャワー洗顔がダメな3つの理由

シャワーで洗顔するのは、「乾燥肌・しわ・くすみ」の原因になる。
冷水で毛穴を引き締める2つのデメリット

洗顔の最後に冷水で毛穴を引き締めのはオススメしません。
この理由は、「ターンオーバーの乱れや、スキンケアが浸透しにくくなる」ためです。
- 冷水により血行不良が起こりターンオーバーが乱れる
- 毛穴が引き締まるためスキンケアが浸透しにくくなる
このように、冷水を顔にかけるのはメリットがありません。
肌トラブルを防いでスキンケアの効果を高めるためにも、冷水で引き締めるのはやめましょう。

冷水で引き締めるのは、ターンオーバーの乱れやスキンケアの効果が半減する原因になる。
冷水で毛穴が引き締まるのは、30分程度と一時的な効果しかありません。
毛穴が引き締まるのは、毛細血管が収縮して筋肉が緊張するためです。
そのため、肌の温度が戻ることで毛穴ももとの大きさに戻ります。
つまり、毛穴そのものが小さくなったり、長い期間毛穴が引き締まるわけではないのです。
むしろ、引き締めるデメリットのほうが大きいためオススメしません。

毛穴が引き締まるのは30分程度と一時的な効果しかない。
肌質に関係なくぬるま湯でOK!


肌質で温度って変えたほうがいいの?
基本的には、肌質が異なっても同じ温度で大丈夫です。
肌質別の適温
肌質 | 温度の適温 |
---|---|
脂性肌(オイリー肌) | 32~36度 |
普通肌 | 32~34度 |
乾燥肌 | 32~34度 |
敏感肌 | 32~34度 |
このように、脂性肌だけは少しだけ温度が高くても大丈夫です。
ですが、無理に温度を高くする必要はありません。
この理由ですが、お湯ではなく洗顔料の洗浄力で皮脂や汚れを落とすためです。
むしろ温度が高すぎると、余分な皮脂まで流れてしまい「乾燥肌・しわ・くすみ」の原因になってしまいます…。
そのため「乾燥肌・しわ・くすみ」を防ぐためにも、32~34度のぬるま湯で洗顔をするのがオススメです。

どの肌質でも洗顔料を使っているなら、32~34度のぬるま湯で洗えば大丈夫。
洗顔料を使わない、ぬるま湯だけで洗う「水洗顔」はオススメできません。
この理由ですが、ぬるま湯だけでは肌の汚れを落とせないためです。
肌の汚れが落とせないと、皮脂やスキンケアの油分が酸化してしまい「黒ずみ・乾燥肌・くすみ」の原因になってしまいます。
そのため、洗顔料を使った上で適温のぬるま湯で洗顔をするようにしましょう。
洗顔料を使って洗顔をしたほうがいい詳しい理由について、下記の記事を参考にしてください。
»洗顔料を使って洗う4つの理由

水洗顔は「黒ずみ・乾燥肌・くすみ」の原因になるため注意する。
適温の温度で洗う正しい洗顔方法

洗顔のぬるま湯の適温がわかったら、同時に正しい洗顔方法をマスターしましょう。
- 手をきれいにして顔の予洗いをする
- クレンジングをする
- 洗顔料をよく泡立てて顔を洗う
- 顔をすすいでタオルで拭く
- スキンケアをする
正しい洗顔のポイントは、肌をこすらないことです。
この理由ですが、肌をこすることで「しみ・たるみ」の原因を作ってしまうためです。
そのため、肌をこすらずに泡をのせるだけで洗うようにしましょう。
肌をこすってはダメな詳しい理由については、下記の記事を参考にしてください。
»肌をこする5つのデメリット

肌はこすらずに泡をのせるだけで洗う。
正しい洗顔方法について、下記の記事で解説しましたので参考にしてください。
»肌を傷つけない正しい洗顔方法
