
- 洗顔時間の目安ってどのくらい?
- 時間をかけてじっくり洗ったほうがいいの?
- 長時間洗うのってダメなの?
まず結論からいいますと、洗顔時間の目安は「朝は30秒・夜は60秒」です。
もし、洗顔の時間を間違えてしまうと、
- 余分な皮脂が奪われて肌が乾燥する
- 乾燥肌が悪化して敏感肌になる
- 肌の乾燥によって「しわ・くすみ」になる
といった、肌トラブルにつながることも…。

150種類以上の洗顔料を使ってきた洗顔エキスパートの私が、洗顔時間の目安についてお伝えします。
そこでこの記事では、洗顔をするときに意識したい、
- 洗顔時間の目安
- 短時間で洗顔をするポイント
さらには、洗顔で注意したいポイントなども解説します。
この記事の洗顔の定義は、「①肌に泡をのせる」→「②泡を洗い流す」までになります。
顔の予洗いをしたり、泡立てをする時間は入れていません。
そのため、「洗顔の時間=泡をのせてすすぐまでの時間」のことになります。
肌診断
あなたの肌タイプをチェック!
洗顔時間の目安【朝は30秒・夜は60秒】

洗顔時間は、朝は15~30秒以内で、夜は20~60秒以内を目安にしてください。
朝と夜の時間が違うのは、メイク汚れの問題です。
メイク汚れが残っていることがあるため、夜は朝よりもしっかりと洗う必要があるのです。
ただし、しっかりとメイクが落とせているのなら、朝も夜も30秒以内を目安にするのがおすすめです。

基本的には、朝も夜も30秒以内に洗顔を終わらせる。
朝と夜の洗顔手順の目安

朝と夜の洗顔の手順と時間の目安はこちらです。
項目 | 朝 | 夜 |
---|---|---|
泡をのせる時間 | 10~20秒以内 | 10~25秒以内 |
すすぎの時間 | 10~20秒以内 | 10~35秒以内 |

朝と夜の目安が違うと忘れちゃいそう…。
そんなときは、朝も夜も30秒以内を目安にすれば大丈夫です。
むしろ長時間洗顔をすると、余分な皮脂が奪われてしまい乾燥しやすくなるため危険なのです。
そのため、泡をのせてからすすぎまでの時間で30秒以内がおすすめです。

泡をのせる時間は10~20秒以内、すすぎの時間も10~20秒以内が理想。
クレンジングの目安は30~40秒!

クレンジングは時間の目安は30~40秒です。
30~40秒の理由ですが、長時間クレンジングをする肌が乾燥するためです。
肌が乾燥すると、しわやくすみなどの肌トラブルにつながってしまうのです…。
そのため、短時間(30~40秒)でクレンジングを終わらせるように意識してください。

「しわ・くすみ」を防ぐためにも、クレンジングの目安は30~40秒を意識する。
正しいクレンジングのやり方は、下記の記事を参考にしてください。
»クレンジングの正しいやり方

洗顔を長時間する2つのデメリット

(※タップで移動します。)
では詳しく見ていきましょう。
【デメリット①】肌が乾燥するため

1つ目のデメリットは、長い時間洗顔をすると肌が乾燥することです。
泡を肌へのせる時間が長いと、肌を守っている皮脂が余分に流れてしまうのです。
その結果として、乾燥してしまい「しわ・くすみ・敏感肌」などのトラブルへとつながってしまうのです。
乾燥は肌トラブルの原因になりやすいため、短時間で洗顔は終わらせるようにしましょう。

長時間の洗顔は「しわ・くすみ・敏感肌」の原因になる。
【デメリット②】肌をこすってしまうため

2つ目のデメリットは、肌をこすってしまうためです。
洗顔時間が長いほど「ゴシゴシ・くるくる」などをして、肌をこするリスクが増えるため注意してください。
肌をこすり続けると、「しみ・たるみ」の原因になるため危険なのです。
肌をこするメリットは1つもありませんので、短時間での洗顔を意識してください。
ゴシゴシや、肌をくるくるするデメリットについては、下記の記事を参考にしてください。
»肌をこする5つのデメリット

長時間の洗顔は「しみ・たるみ」の原因になる。
短時間で洗顔をする3つのポイント

(※タップで移動します。)
では詳しく見ていきましょう。
【ポイント①】泡はのせるだけ

1つ目ポイントは、泡は肌にのせるだけで洗うことです。
泡を肌にのせて、「ゴシゴシ・くるくる」などをする必要はありません。
むしろ、肌をこすることで「しみ・たるみ」の原因になるため注意が必要なのです。
そのため、短時間で洗顔を終わらせるためにも、泡は肌にのせるだけの洗顔を意識してください。

「しみ・たるみ」を防ぐためにも、泡は肌にのせるだけで洗う。
肌をこすらない洗顔方法については、下記の記事を参考にしてください。
»肌をこすらない正しい洗顔方法

【ポイント②】顔のマッサージをしない

2つ目ポイントは、顔のマッサージをしないことです。
顔のマッサージをすると、肌のハリを作っている「コラーゲンやエラスチン」がヘタってしまいます。
コラーゲンやエラスチンがヘタると、肌のハリがなくなるため「たるみ」につながるのです。
洗顔中に顔のマッサージをする人もいますが、肌のたるみにつながるため注意してください。
基本的に顔のマッサージは、一時的な効果しかありません。
むしろ続けることで、肌への負担のほうが大きいため注意しましょう。

「しみ・たるみ」を防ぐためにも、顔のマッサージはしない。
顔のマッサージをする注意点については、下記の記事を参考にしてください。
»顔のマッサージをする5つのデメリット

【ポイント③】泡をのせて10~20秒で洗い流す

3つ目ポイントは、泡をのせたら10~20秒で洗い流すことです。
すぐに洗い流す理由ですが、泡の洗浄力によって「肌が乾燥」するためです。
乾燥肌になることで、敏感肌などの肌トラブルにつながるリスクがあります。
そのため、泡をのせたら10~20秒ほどで洗い流すようにしましょう。
基本的には、顔の上から下へと洗い流せば問題ありません。
泡のすすぎ残しがない洗い方の手順については、下記の記事を参考にしてください。
»正しい洗顔のすすぎ方

「乾燥じわ・くすみ」を防ぐためにも、泡をのせたらすぐに洗い流す。
洗顔で注意したいポイント

短時間で洗顔をするときは、下記のポイントも注意してください。
- 熱めのシャワーで洗ってる
- 冷水で洗っている
- 洗顔料をしっかり泡立てていない
- ゴシゴシ洗ってる
- 時間をかけて洗顔している
- 洗顔中に顔のマッサージをする
- 1日3回以上の洗顔をしている
- タオルでゴシゴシ拭いている
特に注意したいのは、ゴシゴシこすって洗顔をすることです。
ゴシゴシ洗うなどの肌への摩擦は、「しみ・たるみ」の原因になってしまいます。
そのため、ゴシゴシや顔のマッサージはしないようにしてください。

「しみ・たるみ」を防ぐためににも、ゴシゴシや顔のマッサージはしてはダメ。
洗顔で注意したいポイントについては、下記の記事を参考にしてください。
»洗顔でやってはダメな8つのNG洗顔

正しい洗顔のやり方

短時間で洗顔をする、正しいやり方は以下の手順になります。
- 【ステップ①】手をきれいにして顔の予洗いをする
- 【ステップ②】クレンジングをする
- 【ステップ③】洗顔料をよく泡立てる
- 【ステップ④】泡を顔にのせる
- 【ステップ⑤】顔をすすいでタオルで拭く
- 【ステップ⑥】スキンケアをする
洗顔のポイントは、肌をこすらないことです。
肌をこすると「しみ・たるみ」の原因になるため注意しましょう。

洗顔の基本は、肌をこすらずに泡をのせて洗うだけ。
洗顔の正しいやり方については、下記の記事を参考にしてください。
»正しい洗顔のやり方
